CASE EXAMPLE
加工事例
ディスプレイに使用されるシリコンOCAテープの抜き加工に実績があります。
加工が難しいとされる厚物のOCAテープも高品質に抜くことができます。
車載用ディスプレイで使用される最大3mm厚の厚物シリコンOCAテープの抜き加工実績があります。
主に液晶ディスプレイやタッチパネルの衝撃吸収材・隙間埋め(エアギャップの緩衝材)・ディスプレイの表示視認性向上のために使用される透明性に優れたシリコンOCAテープは、非常に柔らかい素材で、抜き加工が困難な材質の一つです。
特に厚みのあるシリコンOCAテープはカット断面が斜めになってしまうなど、品質面でのトラブルが発生しやすく、当社でもいかに垂直にカットするか大きな課題となっていました。
■独自加工技術による加工改善
限りなく垂直(90°)に近い精度でカットする方法を追求し、従来は0.3~0.4だった直角度を、0.1以下に改善することに成功しました。
外形を垂直にカットすることで、光の透過率を高め、光の乱反射抑制に貢献しています。
■カス取り技術による品質向上
当社では、材料や形状によって様々なカス取り方法を確立しており、使用するシリコンOCAに合わせた最適な方法を選定することができます。
シリコンOCAのカス取りでは、製品部の糊が、カス部とともに引っ張られカッラインまで戻らない「糊のはみ出し」や 引っ張られたのち製品内部まで縮む、または千切れてしまう「糊の欠け」といった品質問題が発生してしまいますが、
これらの問題に対し、最適なカス取り方法を確立することで品質向上を実現しました。
■クリーンルーム環境
シリコンOCAの加工は、クラス1000のクリーンルーム内で行っています。
当社では、アクリル系OCAテープ・シリコン系OCAテープの抜き加工実勢があります。
■1.8mm厚のシリコンOCA抜き加工
大型のものだと、400x700mm(24インチ)程度まで加工した実績があります。
■光学用OCAテープのオフセット加工
独自の加工方法を開発し、歩留まり改善や糊ダレ改善を実現しました。
※詳細内容は画像をクリックしてください。
抜き断面の直角度や光の透過率を向上したいなど現行品質に満足できていない方・新たに厚物シリコンOCAテープをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
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